長文問題の攻め方
教科書や予備校のテキストの文を、単語や熟語・構文などに注意したり、文の流れを注意したりしながら読むのが読解学習の基本です。
しかし、入試などで問題を解く際には、多少異なったアプローチも必要です。
そのアプローチを紹介します。
◎タイトルがあれば、絶対に読むこと。入試の長文そのものは、一部の超長文を除いて短いので、タイトルが有力な長文に関するヒントになる事が多い。
◎設問に関して、すぐに解ける問題があれば、そこで解いてしまう。
内容一致問題に関しては、選択肢の内容が日本語なら、そこで軽く読んでしまったほうがいいと思う。英語なら、選択肢の重要そうな表現(固有名詞、年代、地域、長文中で対立していそうな表現-adult,children people, animal など-)を、さらりと目と通しておくと、長文での hint(s) が手に入る可能性はある。
内容一致などの設問の内容を、長文を読む前に読んだ方がいいのか、それとも読まないほうがいいのか、 という議論がよくあるが、それは、個人によって、あるいは出題方法によって変わってくるのが本音だと思う。自分でしっかり練習をして、得点がより上がる方を実践で使えばいいのである。
◎注釈があれば、必ずしっかり読むこと。これが読解の前提になるし、場合によっては設問にも響く可能性もあるのだ。(これは現代文でもつかえる。)
◎STEP 1 で、長文に関する有力な手掛かりが得られない場合も多いので、過度な期待はしないように。
STEP 2:長文の最初は、じっくり攻めろ!
◎これは自分での経験です。ですので、あまり根拠はありません。長文の最初(一般的長文で1~2段落位。)で、ある程度内容を掴むことで、そのあとの内容が容易に頭に入っていく事が多いです。逆に、スピードを意識するあまり、最初っから飛ばして、内容が頭に入っていかないようでは、本末転倒ですね。
STEP 3:論理展開に注意
◎長文の主題、副次的主題把握を楽にするのために、論理語などを積極に利用しよう。また、共通、対立項、人間関係、時間の流れ、指示語などを積極的に追跡、利用しよう。
◎また、長文通読の過程で、重要論理語に印を付けたり、主題となる所や心理の変化(小説、物語)に下線とか波線を引いたり、登場人物に目印をつけたり、重要対立項A,BにはA←→Bと、矢印を書いて見やすくしたり、長い文章、構文が複雑な文では、自分流に構文の目印をつけたりして、読解した形跡を残そう。これが問題を解く際に再び長文を読む時に、時間の節約になるのです。
但し、目印を付けすぎると、かえってごちゃごちゃするので逆効果ですし、つけた目印が必ず解法時に役立つとは限らないので、あくまでも「目印」と割り切ること。
◎段落が終わるごとに少し立ちどまって、段落の内容を頭の中でいったん整理するのも、有効である場合も多いだろう。
STEP 4:設問は、長文を読みながら解くか、それとも
1回読んで、その後の2度読みで解くか
◎個人的には、長文を読みながら設問を解くと、設問に気を取られて内容把握での精神集中に甘えが入るので、2度読みをしていた。ただ、単なる語法問題とか、書き換え問題など、その場で解けそうなものは最初から解いていました。
STEP 5:常識を適度に活用
◎いかなる主題の文にもすぐに適応出来るように、常識、雑学、教養を養成し、適度に活用しよう。過度に活用して、長文の内容に共感できなくなったり、設問に自分の常識を反映させるのは、入試では駄目な態度です。(But 小論文、AO入試などでは、極端すぎない限りは自分の意見を述べた方がいい)
STEP 6:出題形式による原則的解法
まず予備知識
英語の長文問題は、長文の内容に全く関係のない文法・語法も多数出題します。特にいわゆる中堅大学以下ではその傾向が強いです。そのようなものは、サッサと解いてしまいましょう。
◎空欄補充問題
最初に選択肢は読まない。では何をするか。それは、空欄の前後(特に後もしっかり見ること!ちょっと余話になるけど、高校入試の現代文の設問の大半は、空欄の後に重大なヒントになっているのですぞ)に hints(品詞、構文・語法、共通・対立、意味)を探し当てるのです。そして、選択肢に入る方向性を自分で推測します。その後に選択肢を見て、自分の推測したものに一番近いのが答えです。それで間違っていたら、自分の読解、考えかたが間違っていたということですね。
◎英文和訳問題
次ぎのステップで行く
(1)構文をしっかり見破ること。
(2)多義語に気をつけること。
*解答で、(1)(2)での欠陥がみつかったらまず大きな失点になる。ちなみに、省略が出てきたら、省略されている箇所をしっかり補って訳すことが大事です。また、代名詞などは指示内容を訳に反映させよう。
(3)直訳をして内容を掴む
(4)直訳での内容を崩さない程度に、きれいな日本語(採点者が読んで分かりやすい日本語)に直す。
PS 直訳だと全然日本語にならない場合が(特に下線訳で狙われる所は)よくあります。具体的な下線訳満点答案の目安としては、その英語を全く読んでいない人に、君の書いた日本語を読んでもらって、日本語に何の違和感もなかったら大丈夫でしょう(勿論構文、多義語があっていればの話です)。日本語を読んでもらって、その人に内容を君が説明をしなければいけない様では、とても合格答案にはなりません。
◎内容判定該当箇所探し
印象や読後感に頼らず(どうしても試験時間が少なければ、やむをえないが。)、選択肢と長文での該当箇所を探し出して、検討すること。ちなみに、本文中に明かに記述の見られないものは、誤りです。難易度は、判断基準が複数箇所にのぼるものや、選択肢の表現が微妙なものほど難しくなります。選択肢の、本文との言い換え表現がどの程度のものか、また、判断の基準の難しさ(あるいは容易さ)は、しっかりと自分の受ける大学の傾向をチェックしておこう。
◎説明問題
説明問題でも、自分で勝手に説明すれば良いのではなく、長文中にその説明の該当箇所があるので、それを解答欄にまとめて説明すること。
◎大意要約問題
これは主題の読み取りの問題です。ですので、本文の内容をそのまま短くしても駄目なのです。重要な部分を残し、不要な部分はズバッと切り捨てないといけないのです。特に、具体例などはまず不用です。逆に、はっきりとした主題となる箇所は、そのまま残すくらいの思いっきりの良さが必要です。
--図解例--
本 文
内容A(1段)=導入→×
内容B(1段)=主題→◎
内容C(2段)=具体例→×
内容D(3段)=主題対立→○
内容E(4段)=主題対立繰り返し→×
内容F(5段)=対立切り返し→○
内容G(5段)=主題再現→◎
◎=しっかり残す ○=要約の字数などによっては残す ×=切る
それが出来たら、下書きをします。ここでのポイントは、下書きの際に、1行5~20字程度で自分でますを作るのです。そうすれば、字数の計算が楽になるのです。そしてそのますで上記の要約をまとめ(箇条書きは駄目。しっかり文章にする)ます。その際は、たいてい字数制限を越えるので、解答欄の字数に収まる様に校正するのです。
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内容判定問題、説明問題は、優しいものは、該当箇所が長文で1箇所、(大意要約を含めて)難度が高いと該当箇所が複数になります。該当箇所が一つか複数かは、設問を見ると簡単に見破れる事が多い。内容判定で、選択肢の文が長い場合はまず対応箇所が複数あると考えていいだろう。選択肢が英語なら節単位で区切るのが手っ取り早いであろう。
これらを参考に自分で練習を続けて、本番で一番高得点がとれる自分なりのテクニックを確立しよう!
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